2013年9月27日金曜日

目にも鮮やかな・・・。

昼間と朝夕の気温差に秋の深まりを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

昨日から寝巻きを夏ヴァージョンから秋ヴァージョンにしました。



最近あまりにも工場での作業をブログにのせてない、と言うよりA.D.C.のネタばっかりでしたが。
もうちょっとA.D.C.ネタを・・・。


尾野弘樹が10月25~27日に行われるMotoGP第17戦のGrand Prix of JAPANにワイルドカード参戦することが発表になったようです。



レギュラーライダーの青山選手、中上選手、渡辺選手に加えて中須賀選手、野佐根選手、尾野選手、山田選手、の日本人選手が参戦ですね。
さらに全日本からデチャ・クライサー選手も参戦します。

茂木で日本人旋風が吹き荒れるとおもしろいでしょうねぇ~。

これは是が非でも応援に行かないと!ですよ!





ですが、その前に!
今週は全日本選手権が岡山で行われています。
クラスによってはチャンピオンが決定するかもしれません、決まらないまでもランキングを大きく左右するレースなのは間違いないでしょうから必見です。


天気も秋晴れっぽいですし、ツーリングがてらサーキットに足を運んで見てはいかがでしょう?
きっと現地でしか感じることが出来ない何かがあるはずです。


LET’S ENJOY RACING!




BATTLE FACTORYは10月は7日と27日が定休日です。




2013年9月23日月曜日

今日は祭日

秋分の日な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので、なんだか昼間も爽やかな風のせいで心地よい暑さです。

こんなことわざ(っていうのかな?)があるくらいだから、昔も今頃までは暑かったんでしょうね?
暑さの度合いが違うのかもしれませんが・・・・。


では、忘れてしまう前に

「A.D.C. R5 オートポリスは試練の連続 Part Ⅲ」

土曜日のレース1でチャンピオンを決めることが出来なかったのですが、これで日曜日のレース2で9ポイント加算すれば決定と言うことになりました。

9ポイントと言うと7位です。
そりゃもう周りの人達はどんなことがあっても7位よりも下位なんて事は無いでしょう、見たいに言ってこられますが、レース1のリザルトを見てください、トップと8位のタイム差は0.732秒です。

しかもこのコースは去年から最終コーナーで必ずといっていいほど事件が起こっているんです。

もちろんランキング2位の選手の結果次第ではそれ以下の順位でもいいんですが、とりあえずはその辺は考えません。

周りの楽観的なムードとは裏腹に非常に重苦しい雰囲気でホテルへ帰りますが、食事は皆さんと楽しく美味しくいただきました。

食事の時まで重苦しいんじゃ楽しくないですからね!

でも夜遅い時間になってもなかなか寝付けない様でしたよ、私は例によってバク酔ですが・・・。



明けて9月8日、日曜日

いつもは日曜日の朝にウォームアップ走行があって、その後にレースがあるんですが、全日本併催なのでウォームアップ走行は無く、いきなりレースがあります。

そういうスケジュールが更に緊張を助長します。

天候もちょっと気になる中レース2スタート!

やっぱり大集団!

勝って決めてくれ!と思う反面、無事にチェッカー受けてくれ!というちょっと弱気な気分にもなってしまうくらいの大混戦。

最終ラップはアナウンスが良くわからないのと相まって、わけわかんねぇよ~。

チェッカーを受けた後、悔しそうにしているので1位ではなさそうだけど・・・・・。

サインエリアにあるモニターを確認しに行くと、2位。
優勝がマレーシアの選手だったのでA.D.C.のメカニックが大盛り上がりなのでちょっと「ヤッター」って言うのを持っていかれてしまいました。

でも、「よかった」っていうのが本音でしょうかね?

優勝ではなかったけれど、表彰台に立ってチャンピオン決定です。
これが表彰台も無くて決定だったらちょっとバツ悪いですもんね。


まあ、その後はいろんな方がお祝いに来てくださり、気が付いたらテントは
こんな風に用意してもらってた横断幕が貼られてました。

レース後のピットウォークは皆レースが終わった開放感からか楽しそうでした。


ライダーのサインが入ったポスターを配ったり


600のマシンにまたがって記念撮影したり


鼻の下を伸ばしたり

いたずらもしちゃいます!



で、レース後はいつも通りバイクを元のセッティングに戻します。
全日本のレースを気にしながら、撤収作業。

そして、最終ブリーフィング。

ここで9月8日が誕生日のタイから参加の紅一点Mukulada Sarapuechi選手のためにみんなでハッピーバースデー合唱。
練習したわけではないので最後はハチャメチャな感じでしたが、とってもあったかい雰囲気でした。

しかしこれでは終わらない!

帰りの飛行機の時間が迫ってきているので、急いでホテルへ!
「1人10分以内でシャワー!」

ちなみに私は男と一緒にシャワーを浴びる趣味も無いので、一緒に入って時間短縮、というのは無理です。

片方がシャワーを浴びている間に荷造りです。

なんとか飛行機の時間ちょっと前に空港到着。

尾野弘樹の荷物が重量を超えているとか、個数が多いとか、カウンターでちょいと時間がかかりましたが無事搭乗口へ。

これでなんとか大阪までは今日中に帰れます。

そうなんです、大阪に着いてから全ての乗り継ぎがうまく行ったらなんとか最終の電車に間に合って鈴鹿の家まで帰れる予定なんですが、乗り継ぎがうまく行かなかったら、途中のどこかで始発電車を待たないといけないんです・・・。試練です。


定刻に伊丹空港着、挨拶もそこそこに尾野弘樹と別れてエアポートリムジン乗り場へ、しかし日曜の夜です、道路バッチリ渋滞してます・・・・。
間に合うのかなぁ~、行きは30分だった道のりですが渋滞してるので50分かかって上本町に到着。

若干小走りで近鉄乗り場へ。

なんとか名古屋方面行きの最終特急に間に合いました~、これで帰れるはず。

昼からずっと時間ギリギリだったので食事をしていなかったので駅の売店に行きましたが時間が遅いせいなのかおにぎりとか弁当とかは無く、しかたないので
大阪でまたくまもんに出会いました。
今日の晩御飯はこれのみです・・・・。試練です。

ほっとして車内でパンを食べて、冷静に考えると最終電車の時間よりだいぶ早い時間に鈴鹿に着きそうです、やったー。

特急電車を降りて、最後の乗り換え駅到着~。
時刻表を見ると乗り換えの電車が来るまで30分・・・・・・・。試練です。

あんなに大阪で急いだのに・・・、小走りで階段上がったり降りたりしたのに・・・。

結局、最終電車です。

家の最寄り駅の到着時刻は23時57分!

真っ暗な夜道を大きな荷物をゴロゴロ、どれ位進んだところで日付が変わったかはわかりません。

きっとこれも試練なんでしょう。



ってことで「A.D.C. R5 オートポリスは試練だらけ」(あれっちょっと違うか?)は終了です。


おかげさまで尾野弘樹は2013年「Asia Dream Cup」のチャンピオンを獲得することができました。

最終戦であるカタール戦を残して地元日本でチャンピオンを決められたことを幸せに思うとともに皆様に感謝を申し上げます。

また、彼の夢への第一歩がAsia Dream Cupのチャンピオン獲得ならばそこに一緒にいられたことが幸せですし、もしも少しでも手助けが出来ていれば嬉しいことです。

まだまだ夢の続きはあるのでしっかり応援して行こうと思います。


LET’S ENJOY RACING!

2013年9月22日日曜日

秋らしい・・・

雲にもすっかり秋の気配を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?


これからは一気に季節が進んでいくんでしょうね、体調管理っていうかいつまでも薄着で寝ていてはいけないですよね。


それでは記憶が消えてしまわないうちに。

「A.D.C. R5 オートポリスは試練の連続PartⅡ」


熊本は美味しいものがたくさんあります、しかも黒木選手のメカニックさんがホテルのある大津町にお住まいで、美味しいお店をいっぱいご存知なので晩御飯は連日うまいもんばっかり食べてました。

おかげでオートポリスから帰ってきたら2kgほど体重が増えてました。

今回泊まらせていただいたホテルは最上階に大浴場があるんですが、昼間の疲れでそんな余裕も無く、部屋のシャワーをささっと浴びてベッドへ・・・。

なわけですが
こんなベッドなんです・・・。

インドのベッドもダブルタイプで離れてはいなかったんですが、広さが違いました。それでも間にクッションで壁を作って寝てましたけどね。

このベッドは両サイドが壁なのでせまいっす!
ちなみに私はパンツ一丁の男と同じベッドで寝る趣味はありません!っていうか男とひとつのベッドと言うのが考えられない!

こんなことを言ってはいけないんでしょうが、二人で泊まるには荷物を広げる場所も無く狭いお部屋でした。
海外の広い部屋のホテルと違って、日本ではビジネスホテルだったせいでしょうがちょっとリラックスとは程遠い環境でした。プチ試練です。

まあ、とにかく疲れていたのでソッコーで暴酔でしたが・・・。


9月7日土曜日

変則スケジュールのため午前中に予選、午後にレース1があります。

予選前には必ず燃料を入れて車重を測らなければいけないのですが、今回はA.D.C.のテントの直ぐ横にガソリン補給テントがあったので楽チンです。
A.D.C.ではバイクとライダーの総重量が205kg以上と決められているんですが、その重量はガソリンの量で調整しています。
尾野弘樹はA.D.C.ライダーのなかでも最軽量の部類に入るので、ガソリンはいつも満タンスタート!


いよいよ予選スタート。

いつも通りマークされつつ、そのマークをかわしつつ、スリップストリーム使いつつのアタック!
ですが、昨日のタイムより悪いです~。
あれあれ?なんかおかしいぞ?

どうもいつもより無駄に力が入ってるような、ガンバル場所が違うような・・・・・。

結局金曜日に出したタイムも上回れず、予選3位。
今年初めてポールポジションを逃しました。

「まあ、3番グリッドの方が1コーナーのイン側やしええんとちゃうか?」

試練でしょうか?


で、予選が終わると皆が「尾野はどうしたんだ?」って聞いてきます。
今までのレースで当たり前のようにポールポジションを獲得していたせいで、周りの皆まで感覚が麻痺してきちゃってたんでしょうか?

いろんな原因は考えられますが、英語で説明するようなスキルがないので「ナーバスになってるんちゃう?」って言っといた。

っていうか、地元日本のレースだからって「海外でも勝って来てるんだから日本では勝つのが当然」みたいに言われるのが実はとても辛かったです。

その都度「海外でも紙一重で勝ってるわけで、どのレースも楽に勝てたわけじゃないんですよ!」
って言いたかったりしてましたけどね。

まあ、そんな簡単に行きませんよって言う試練ですよね。


そしてレース1。

予想通りの大混戦、しかもコースレイアウト上何が起こってもおかしくない。

さらに場内アナウンスがさっぱりレースの状況を伝えてくれない!
今まで海外では地元の言葉だったり、早口の英語だったりで理解しづらかったんですが、名前を連呼したりしてくれていたので誰がトップに立ったかとかはわかったんですが。

日本語なのに全然わかんない・・・・・。

で、集団でチェッカー!

チェッカーラインから一番遠いところにいるのでどうなったかさっぱりわかんないまま、アナウンスでは「チャンピオン決定」みたいなこと言ってるけど?
ランキング2位のGerry Salim選手のほうが尾野弘樹よりも前でチェッカーを受けているようなので、これではチャンピオン決定ではないはずなんだけど・・・。
なんか裏技みたいなのがあって決まったのかな?そんなわけないし

結果は4位、表彰台も逃しました・・・。試練です。

レース後はまた、「尾野はいったいどうしたんだ?」攻撃。こんなところにも試練が・・・。


チャンピオン決定の瞬間を見届けようと応援に駆けつけてくださっていたファンの前で今年初めて表彰台を逃す、ということをやってしまった尾野弘樹君、ちょっと落ち込んではります・・・。

まあ、これも試練ですから。世の中それほど甘くないよって事で、いいんじゃないですか?


ってことで、続くのだ!



LET’S ENJOY RACING!




2013年9月18日水曜日

吹く風さわやか~な

昼間は暑いものの夕方から夜にかけてはすっかり秋を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?


コオロギの鳴く声も一層秋を感じさせてくれます。



さて、i-FACTORYさんのホームページ内にこんな動画が!
サーキット走行の注意点、というか守らなければならない厳守事項ですよね。

五百部さんのお人柄のせいなのか、なんとなく優しく「だめですよ」という風に感じてしまいますが、ほんとに気をつけてほしいところなので「絶対ダメ!」なんです。

この動画を見て「どこが良くなくて、どう危険なのか」とか「どうすれば自分も他人も危険を回避できるのか」と言うのを話し合ってみたりするのもいいかもしれません。


それにしてもこの動画の撮影って怖くなかったんだろうか?




さて、記憶がなくなってしまわないうちに行っておかないと・・・。


「A.D.C. R5 オートポリスは試練の連続」


R4の鈴鹿が終わって火曜日の朝、A.D.C.のメンバーはバスに乗って鈴鹿から熊本への旅に出ました。
アジア選手権のメンバーも多くの人がバス移動だったようです。
約12時間のバス旅行、修学旅行みたいでちょっと楽しそうでしたが・・・・・、
木曜日に飛行機移動。

実は尾野弘樹も一緒に木曜日移動の予定で飛行機を予約していたのですが、水曜日に「HONDA熊本工場見学」と「大津市長表敬訪問」というイベントに日本人ライダーが参加しないのはダメだということになり尾野弘樹は水曜日移動に。

極力一緒に行動するようにということで伊丹空港からの便を予約したんですが・・・・、こんなことなら小牧空港からのほうが全然便利じゃん!


というわけで家から3時間で伊丹空港到着!試練です!

B787初めて生で見ました。

伊丹空港なのに「くまもん」だらけ。

台風の影響が心配でしたが定刻よりちょっと遅れて出発、離陸~と思ったら直ぐに着陸態勢。
約50分のフライトでした・・・・・、空港まで3時間もかかったのに。

熊本到着後は直ぐにホテルにチェックイン。
事前にチェックインしている尾野弘樹、黒木玲徳の2人と合流してちょっと阿蘇山観光。

火口へのロープウェーは残念ながら休止中・・・・。試練です。

ええ~っ?
仕方が無いのでロープウェー乗り場近辺をウロウロしてると
記念撮影してるインド人!
A.D.C.インドチームのメカニック2人。「ナマステ~」
返ってきた返事は「コンニチワ?コンバンワ?」時計を見ながら「ドッチ?」って顔してはる。
すごい!もう日本語覚えてるし時間による違いも覚えてる!
そこは私もはっきりわからないので「日没まではコンニチワ」って教えといた、合ってるかな?

どうやって来たかを聞いたら「電車とバス」って観光パンフレットを広げながら「ここに全部書いてあるから簡単に来れた」らしいです。

何をお祈りしているんでしょうか?

待っていても火口へはいけなさそうなので、ここでしか食べれないと言う「火山灰ソフト」(なんちゅうネーミング!)を食べて、草千里で馬とたわむれてホテルに戻りました。



その日の夜、ホテルのロビーで阿蘇山で会ったインドチームが「お前達が帰った後にロープウェーが動いて火口まで行けたぞ!」って自慢げに写真とチケット見せられました・・・・。きっとなにかの試練です。

そうこうしているとインドチームのライダー御一行が観光から帰ってきました、どこへ行ったか聞いたら「熊本城」、メカニック組と同じようにパンフレットに行き方が書いてあるから簡単に行けたらしい、すごい行動力!
そういえば台湾チームの人も熊本城に行ったって言ってたなぁ~。
スリランカやフィリピンのライダーはホテル近くのカー用品店で買い物してたし、みんな結構余暇を楽しんでたみたいでした。



明けて9月6日金曜日



コース見学に行くライダー達をうらやましく見送った後にバイクの抽選。
今回のバイク、前回のレースで激しく転倒したバイクのようで、ホイールに傷があります。
直ぐにお願いして交換してもらいましたが、いろんな部分が心配です。

事情を説明して十分注意するように言ってFP1の走行。

2周目でピットイン!
「このバイク真っ直ぐ走りません、右コーナーメチャクチャ怖いです」
だそうです。
心配していたことが起こってしまいました。
直ぐに報告をしますが、この走行はこのままということなので十分注意するように再度言ってリスタート。

A.D.C.ではFP1が終わった直後なら不具合の度合いによってバイクの変更をしてもらえるんですが、今回は部品交換で解決しそうなのでFP2までに交換作業を行うことになりました。

通常のスケジュールなら金曜日はFP1だけなんですが、オートポリス大会は全日本選手権と併催ということもあって変則スケジュール、金曜日にFP1とFP2があります。
よりによってこんな時にこんなバイクを引き当てるなんて・・・・、試練です。

まあ無事に作業も間に合ってFP2を迎えることが出来ましたが、FP1の走行がまったく参考にならないのでFP2からが勝負です。

でも、参考にならないまでもどんな傾向かだけでも聞こうとしますが、なんかコメントのつじつまが合わない感じ。
「ははぁ~んこいつ緊張しとるな」
とは思ったもののバイクの状態もよくなかったので要注意でFP2へ。

一応トップタイムでチェッカー!ですがもう一回チェッカー!
やってくれるねぇ~。

走行前に「緊張してるように見えるけど、シャキットしろよ」って注意を促したつもりだったけど、もっときつく言っといたほうがよかったかなぁ?

即刻コース管理室に呼び出されて厳重注意!

それを知らないジャーナリストのリンさんはトップタイムインタビューにやってきました。
長い間待ってもらっちゃいました、リンさんにとっても試練だったようです。

この後尾野弘樹には私からの説教があびせられました。

朝のブリーフィングでも注意されたところなのできつく説教です。

本人も反省しつつ自分に注意喚起してブツブツ言ってます。

しっかり頼むでまったく!

ってことでつづく・・・・・。


LET'S ENJOY RACING!

2013年9月17日火曜日

台風一過

台風一過の爽やかな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?


今回の台風もいろんなところに爪あとを残していってしまいました。
被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。



昨日までとはうって変わって青空が広がった鈴鹿です。

爽やかという言葉がぴったりの秋晴れになりました。
「爽やか」っていうのが秋の季語だっていう事をつい最近知りました、いつまでたっても勉強不足です。



日曜日は鈴鹿サンデーロードレースだったわけですが、あいにくの台風接近で天候が安定せず大変でしたね。

台風接近でお昼の休憩を少し削ってタイムスケジュールを前倒し、無事全クラス終了。
なかなか他のサーキットでは出来ないようなことをやってしまう鈴鹿サーキットってすごいです。


全クラスの決勝が終わった直後に大粒の雨が降ってきたのは偶然ではないような気がします。


レース結果は各ライダーのブログや、もう少ししたらアップされるであろうレースリザルトを見てもらうといいと思います。そんなことでいいのか?


注目のCBR250 DREAM CUPもレインコンディションでA.D.C.との直接比較は出来ませんでした、前日練習も見たんですが、台風の影響で気温、湿度ともに高くあまりいいコンディションではなかったので全体にタイムは低迷気味でした。

でも、意外に皆ロングなファイナルを使っているのには驚きました、ストレートはA.D.C.仕様のほうが速いと思っていたのでちょっと意外でした。
それだけ日本のCBR250のレベルが高いって事でしょうね。


それ以外のクラスでも手に汗握るバトルが見られて楽しめました。



天気が良かったらもっと楽しかったんだろうけどこればっかりは仕方ないですね。


それにしてもここのところ毎週台風がやってきているような気がするのは思い過ごしでしょうか・・・・。



LET'S ENJOY RACING!!


2013年9月12日木曜日

2020年

2020年の夏季オリンピック&パラリンピックの開催が東京に決まり、なんだかちょっと嬉しい気分の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

沢山の方がこの招致活動に尽力されていたのが報道されてますが、招致プレゼンテーションと同じ事を日本のスタジオでもう一度やれっていうのはなんかおかしい気がします。

これから7年後の本番までに日本はどう変わっていくんでしょうか?



さて、今週末は鈴鹿サンデーロードレースです。

今回は東コースでの開催。

タイムスケジュールを見てみると、CBR250 DREAM CUPから始まってST250まで全7クラス!

相変わらず多くのクラスを鈴鹿サーキットさんはこなせるんですね?
無事にタイムスケジュール通りに進行できるように参加者も協力しなくちゃいけませんね。

今回は第5戦、第4戦は4時間耐久レースだったのでST600以外の人は久しぶりのサンデーレースなわけでこのインターバルの間にマシンのセットアップを進めてきたり、練習で走り込んで来ているエントラントも多いんじゃないでしょうか?
4時間耐久に出場した選手はなにかを掴んできている選手もいそうなので注目したいです。

更にCBR250 DREAM CUPに出る選手は先日行われたASIA DREAM CUPの走りを目の当たりにしたことで刺激を受けている選手もいるようなのでちょっと楽しみです。

私のところにもセッティングを聞きに来たりするライダーもいました。

セッティング等もちろん教えることは出来ますが、A.D.C.の車輌と日本のDREAM CUPの車輌の仕様が違うのでそのままあてはめちゃうとえらいことになってしまうと思われます。

そのセッティングをどう日本仕様にアレンジしていくかって言うのがカギになるとは思いますが・・・。

おそらく尾野弘樹選手が出した1分01秒340っていうのがターゲットタイムでしょうね、気温も路面もアジア選手権の時よりも条件は良さそうなので好タイムが期待できるんじゃないでしょうか。


こうして書いているうちにもワクワクがとまらなくなってきます!

ちょっと日曜日の天気が気になりますが

LET'S ENJOY RACING!

鈴鹿サーキットでお会いしましょう!

2013年9月11日水曜日

12年!

「実際にこんなことが起こってしまうんだ」と思わせられた事件からちょうど12年の今日、いかがお過ごしでしょうか?


テレビの画面から流れてくる映像に言い知れない恐怖を覚えると同時に、「OH MY GOD!」って普通に使われてるんだ、と思ってました。

最近日本のニュースで竜巻の視聴者提供の動画に映っている「ヤバイよ、ヤバイよ」みたいなもんでしょうか?
個人的には「ヤバイよ!」はあまりにも軽薄な感じで「OH MY GOD!」と比べてしまうのは申し訳ない気がします。




さて、A.D.C.な訳ですが、今回はちょっとその前にお詫びをしておかなければなりません。


先日、大分県のオートポリスサーキットで行われた「Asian Motorcycle Festa 2013」の9月6日のAsia Dream Cupクラスのフリープラクティス2の走行におきまして、数名のライダーがチェッカーフラッグ無視(ダブルチェッカー)を犯してしまいました。

折りしも、その日の朝、ブリーフィングで「スタートラインとチェッカーラインの違い」という注意点の説明において「チェッカーフラッグの降られる位置」と「見落としに注意」と言うことが話されていたにもかかわらずこのようなことが起こってしまいました。

その数名の中に、私が担当している尾野弘樹が入っていたことをまずお詫びしなければいけません。

当然直ぐにサーキット、ならびにオーガナイザーから全員に厳重注意が行われ、その上罰金を言い渡されましたが、尾野弘樹の経験、成績、年齢、全てを考えると、そこにいた誰よりもこういう事態を抑止しなければいけない立場だったと思います。

また指導を徹底できていなかった私にも責任があると思います。

幸いにも、このダブルチェッカーに因る怪我人などが出なかったことが救いです。
一歩間違えれば大惨事にもなりかねない事態を引き起こしてしまった責任は重大だと考えています。

主催者側からの厳重注意が終わったあと、当然私からも注意をしました。

いろんなペナルティーを受けることを考えました。
翌日行われる予選の前半時間の走行禁止からチャンピオンシップポイントの剥奪までも含めたペナルティーを受ける覚悟ではいました。翌日こちらからペナルティー提案をしたところ「その必要はありません」と言う返事をいただきました。
おそらくは、対象選手が複数だったり、その他の事情があったのだと思われますが罰金のみのペナルティーとなりました。


だからといって今回のことが軽視されているわけではないことも報告しておかなければなりません。
コース管理室での厳重注意は1時間近くにも及ぶものでしたし、その中での口調は非常に厳しかったと聞きます。
その中で複数のライダーは涙を浮かべるほどだったとも聞きます、そういった経緯での「罰金のみ」というペナルティーだったようです。

ただ、それだからといって許されたわけでは無いと私は考えていますので、担当メカニックとして指導と配慮が足りなかったのだと反省しております。


インターネットのブログと言うところからでは御座いますが、お詫びをさせていただきます。



このたびは、主催者の皆さん、レース関係者の皆さん、コースオフィシャルの皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びします、申し訳ありませんでした。

またコースオフィシャルの皆さんには危険を及ぼす事態を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます。

今後このようなこと無い様に指導し、私自身も精進して行こうと思っております。


   尾野弘樹A.D.C.担当メカニック  久野真治







2013年9月4日水曜日

アジアは鈴鹿を通り過ぎた・・・のか?

携帯電話の気象に関する警告がやたらと鳴っている今日この頃、いかがおすごしでしょうか?


ここ三重県北部には大雨洪水警報が発令されています。


皆さんの所はいかがでしょうか?河川の氾濫、低い土地の冠水に加えて突風なんかにも注意が必要だと思われます。

極力外出は控える様にしたほうが良いと思いますよ。


こんな天気のときになんですが・・・。

「A.D.C. R4 地元が一番つらかった パートⅡ」


土曜日、FP2.

昨日の走行を元にセッティングをちょこっと変えて走行ですが、タイムは良くありません・・・。
何もセッティングしていない昨日のタイムも上回ることが出来ません!
この走行からNEWタイヤなのにどうなってるんだぁ!


ピットインでコメントを聞くと
「昨日よりも寝かせられません!ドライ路面をレインタイヤで走ってるみたいです」
だそうです・・・・・。

タイヤを見ると相変わらずやわらかいゴムのかすがくっついてます。

こんな状態ではサスのセッティングなんか関係ありません「変な転び方しないように注意してね」
としか言う事はありませんでした。


やっぱり今回は4輪のラバーとの戦いなんでしょうか?


今回はアジア選手権では珍しいピットウォークがあります。

時間になったらみんなバイクを並べて
真崎君!自分の手で顔が隠れちゃってるよ~

インドラウンドまでA.D.C.ライダーだったタイのスワンスワット選手のピットには顔写真入りのパーテーション!かっこいい~!

小林選手も地元日本ということで気合入ってます!
玉田選手は大事をとって欠場、残念ですが早く良くなって欲しいですね。




・・・・・・、いい!



4輪の方はというとやっぱり韓流スターのチームの前はすごい人です。
これは違うチームです。

ピットウォーク全景。


どうやらここのピットがそのようですが、パネルと椅子は用意されているけど、それらしき人は見当たりませんねぇ~。
パネルを見てもどれがスターなのかわかりません・・・トホホ。

3人共メチャクチャかっこいいってことですよ・・・・。(笑)

で、そんなスターを見に来たのがこの2人

日本のオートバイレース界では2人ともスターなんですが、いかんせん相手が悪かったようです。
2人の会話は「どれがスター?」「わかんない」「何してる人?」「わかんない」って感じでした。

その後、予選。
順調にタイムを削って1分2秒前半、ここからは単独では無理っぽいのでスリップを目いっぱい使ってのタイムアタック!
1分1秒519!東コースのレコードを更新!
まあ、車輌の仕様が違うので直接比較はできないんですけどね。

余裕かと思ったら、やっぱり2番手にゼッケン3番のDwi Satria選手が1秒台に入れてきてるし。
レースはやっぱり混戦になっちゃうの?

恒例のインタビュー!カメラマン件インタビュアーのリンさん、いつも1人でカメラとマイクを持っていろんな所へ取材に行きます。
今回は日本に来る途中のトランジットでロストバゲッジ!着る服がないので部屋着っぽい格好です。ちょっと悩殺的かも。

決して、尾野弘樹が口説いたりしているわけではないです・・・・、たぶん。


夜には雨まで降ってきて、不安は募るばかりです。


明けて日曜日。
曇っているけど夜の雨も上がり、ドライで走れそうな感じ。

朝のパドックに熱気球大接近!

何してたんだろう?

朝のウォームアップ走行、1分1秒340、昨日のタイムを更に上回ってきました。
昨日の雨で4輪タイヤのラバーが流されたのかな?

でも、いいことばかりではありません。
昨日までは弱い向かい風が吹いていたのですが、今日はほぼ無風かチョイ追い風!
ストレートエンドでリミッターにあたってしまいます。
ファイナルを変更する?

いろいろ話し合った結果、今のままで!

いよいよRACE1

しかし!コースインと同時に雨!
マレーシアのRACE2と良く似た状況、でもあの時より雨が多い!

かなりの雨の中ドライ用のタイヤでスタート!
様子を見ながらの落ち着いたレース展開。

でも見ているこっちはヒヤヒヤです、トップ3台の争いなのでとりあえずお立ち台は確保なので無理しないでね~。

最終ラップに勝負に出て無事にトップチェッカー!

後から聞いたら最終ラップだとは気づいてなかったとか・・・・・、あぶねぇ。


で、メインイベント(?)の4輪レース。
レース前のグリッドでグリッドウォーク。

えらいことになってました。

きっと、真ん中の人が主役なんでしょうねぇ


そしてRACE2

こんどこそドライでガツンとレースができそうです!

ジリジリとした暑さの中スタート!
序盤から逃げを打つ尾野弘樹、そしてまた雨!


序盤のリードを保ちつつヒヤヒヤのトップチェッカー!
チェッカーの頃には土砂降りでしたけど、よかった~。


画像が遠くて申し訳ないけど、尾野弘樹応援団の皆さんです。



終わってみればパーフェクトウィン!
余裕のように見えてギリギリのライン、ひとつ間違えたら大変なことになる感じでした。

気温はそれほど高くなかったですが、台風の影響で湿度が高く蒸し暑い週末。
気温は高かったけど湿度が低かったインドよりも体力的には厳しかったです。

それを跳ね返せたのは皆さんの声援があったからこそだと思います。



シリーズポイントは195ポイントまで伸ばし、2位の選手とのポイント差は78ポイント。
あと22ポイント加算すれば無条件でチャンピオン決定です。





そして、今週末大分県のオートポリスサーキットでアジア選手権第5戦と全日本選手権第7戦が行われます。

アジア選手権はいつも通り3クラス6レース、全日本選手権はJ-GP2とJ-GP3の2クラスのレースが開催されます。

例年このサーキットでは激しいバトルが展開されているので見ごたえあるんじゃないでしょうか?


心配された台風も週末には遠ざかって行きそうですので、是非オートポリスに応援に行きましょう!


それでは、大自然の中のサーキットオートポリスでお待ちしています。


LET'S ENJOY RACING!