2013年6月11日火曜日

マナー、常識、今むかし。

やっと梅雨らしい天気かと思ったら台風までがやってきてしまって少し心配な今日この頃、いかがおすごしでしょうか?


雨が降るべき時期に降らないといろいろ困ることが多いけど、一度にたくさん降るのもとても困ってしまうので、優しい感じの梅雨空を期待してしまいます。




さて、先週末は鈴鹿サンデーロードレースでしたが、皆さんいかがだったでしょうか?

耐久レース前のフルコースでのレースということでST600,ST600Rは予選落ちが出るほどのエントリーだったようです。
JSB1000クラスにも耐久レースを見据えてエントリーという方もいらっしゃったようですね。


まあまた手前味噌な話で恐縮ですが、J-GP3でTEAM BATTLEのエース岩田吉正が並み居るNSF250R勢を向こうにまわしRS125Rで優勝をしました。

やはりHRCサービスショップの人間としては非常に微妙な空気を感じますが、まだまだRS125健在!というところでしょうか。
なんと先月行われた第2戦でもRS125が優勝をしていますので「NSF250Rじゃないと上位を狙えない」なんてことはなさそうです。

また今回「CBR250R DREAM CUP」が無かったからかST250クラスに果敢にエントリーしているCBR250Rライダーもいましたね。
2気筒のNinja250やVTR250が相手なので、パワー的に大きなハンデを背負ってのレース、非常にチャレンジのしがいがあるんじゃないかと個人的には思って見ていました。



話は大きく変わって、先日とある方とのお話の中で
「最近は昔の常識が常識じゃなくなったから、いちいち若い奴らには説明してやらないといけない、あまり口うるさいおじさんだと思われるのもいやなのでほどほどにしてるけど」
というのがありました。

この時はバイクの扱いとかのことだったんですが、今回のサンデーレースでも似たようなことがあったみたいなので・・・。


「ピット内でのエンジン始動、空ぶかしはやめてください」

という場内放送があったらしいんです。


私のような古い人間からすれば当たり前の常識なんですが、放送で注意しないといけないようです。
そういえば、いつのころからかピット内でエンジンをかけているのを良く見かけるようになりました。


昔はレーサーには始動装置がついてなかったから、押しがけがあたりまえで、必然的にエンジン始動は外、だったんですが、セルモーターつきのバイクが多くなったせいで、どこでもエンジン始動が可能になったからでしょうか?
さらに2ストじゃなくなった、と言うのも影響してるんでしょうね?2ストだと煙がピット内に充満しちゃいますからね。


ピット内でのエンジン始動は絶対ダメ!なんていうつもりはありませんが(ほんとはダメなんでしょうけど)、最低限のマナーは守りましょうよ。

エンジンの暖気のために始動するのはいいけれど、回転は上げないとか、
できればピットの外側に排気出口が行くようするとか、そういうマナーは必要だと思うんですよね。

っていうか、こんなこと当たり前の常識なんですがね、人の嫌がることはやめましょう的な・・・。


仕事でGPに行っていたメーカー系の人が全日本のパドックで合った時に
「全日本のパドックは歩きにくいなぁ」
って言ってました。

どういうことか聞いたら、「日本のパドックは歩いているといろんな障害がある、スタッフが持っているものだったり、スタッフの作業だったりに気を使わないとならない」

GPのパドックではスタッフがとても回りに気を使いながら作業をしているので、何も考えずに歩いていても歩きやすいんだそうです。

考えてみれば、相手が何を望んでいるのか?が良くわかる人間ほどスタッフとして適しているわけで、世界の最高峰の舞台であるGPのパドックには選ばれたそういう気の効くスタッフが集まってきているんですよね。

だからあそこにはもっとも回りに気を使うことの出来る人達が集まっている、と思って間違いない。
そんなところは、居心地が良いに決まってますやん!

それに比べて日本は・・・・

周りの人の立場に立って物事を考えるって大切だと思います。





今回のサンデーレースでも結構ピット内で爆音響いてましたよね、「口うるさいおっさん」と言われるのがいやなのでたいていは言いませんが、とあるチームの現場責任者の人にはちょっとだけ注意しておきました。
そのチームには他のチームの模範となってもらいたかったので・・・。


ということです、技術とかあってもまだまだマナー後進国なんだなぁ~と痛感しました。

自分への戒めをも込めて。



LET'S ENJOY RACING!!

0 件のコメント:

コメントを投稿