とうとうカレンダーが最後の1枚になってしまった今日この頃、いかがおすごしでしょうか?
昨日はNGK杯サンデーロードレースでしたね、NSF100とCBR250R DREAM CUPのグランドチャンピオン大会も行われて熱いバトルが繰り広げられました。
やはり今回も2014モデルの「CBR250R スポーツベース」の展示がありました。
いろんな方から「ほんとは知ってるんでしょ?教えてくださいよ」と言われますが、詳しい変更点、発売時期、価格等まだまったく分らない状態です、わかり次第ホームページで告知いたしますので、今しばらくおまちください。
で、まだ残っちゃってたA.D.C.の続きです
決勝は土曜日です。
通常のレースの「朝フリー」と言われるウォームアップ走行は昼食後13時30分からです。
はっきり言って、真昼間!さすがに昼間は短パンTシャツで過ごせます、と言うより日向は暑いです。
ウォームアップ走行では初めて一番最初にコースイン、単独でどれくらいのタイムが出るかアタック!
2分33秒台の前半までは行けるようです、多分レースで逃げる時には32秒で走らなければならないでしょうが、まずまずいい感じ。
レースに向けて燃料満タンにして、午後3時過ぎにレース進行。
まだ明るいです。
でも、風が強くてグリッド上はスタンドの屋根の影になってきて少し肌寒いくらい・・・。
グリッドで傘をさしてくれているグリッドガールに見とれつつ、スタート進行。
で、ここカタールは5.38kmのフルコースのレースなので周回数が7周と少なくなっていますので、注意が必要です、その辺はレース前に気をつけるように言っておきましたがオートポリスの時と違ってとても落ち着いているようなのでこちらも安心できました。
スタート!
いつも通りいいスタートですが、やっぱりごちゃごちゃと10台程のトップ集団でレースは進みます。
特に打ち合わせはしていなかったんですが、集団のタイムが34~35秒台だったので残り3周の時にタイムをサインボードで知らせるとそこから一気にスパート!
32秒台に一気にペースアップしたので後続はちょっと面食らったのか、着いてこれませんでした。
このサーキットでの逃げはちょっとかっこよかったですよ~。
ストレートが長いレイアウトで今年のアジア選手権の中では一番逃げるのは難しいと思われるコースですからねぇ。
最終的には4秒以上の差でブッチギリ!
アジアの選手はバトルになるととんでもなく熱くなってくるんですが、意外とあきらめが早かったりするので尾野弘樹の作戦がバッチリ当たりました。
RACE1を終えて、RACE2にむけてミーティング。
実は今年の初めに目標を決めてました。
チャンピオン獲得は当然最大の目標なんですが、更に
最終戦カタールでブッちぎる!
A.D.C.のライダーの全体がレベルアップをするようなレースをする!
日本人が2人とも表彰台に立つ!
っていうのをモチベーションにやってきたんです。
RACE1でブッちぎったので、大体の目標は達成してたんですが、日本人2人が表彰台って言うのが未だ出来てなかったので、そこら辺をもう一度確認!
そんな簡単じゃないことは分ってましたが、自分のことばかりじゃなくまわり、特に後輩の黒木選手のことはしっかり先輩として見ておいてほしかったのでシーズン初めに目標として伝えてはいたんです。
その辺を確認した上でRACE2.
午後7時過ぎからのスタート進行・・・・・、ちょっと腹減ります・・・。
レースの後にディナーの予定・・・・。
すでに日は落ちて、寒い。
またまたグリッドガールに見とれているとスタート時刻、RACE1とは違うグリッドガールさんでした。
どちらの方もエキゾチックで美しかったですよ~ホント。
RACE2スタート!
またまた10台くらいの大集団!
しかもRACE2は33秒台でのレースで、尾野弘樹が32秒台走っても集団のまま!
なんと上位8人までが32秒台を記録!
これって去年のレースでのレコードと変わらないタイムなんです、そんなタイムを8人ものライダーが出すなんて驚きです。
集団のまま最終ラップ。
最終コーナーに向けて激しい位置の奪い合い・・・・・、と思いきやスリップに着かれるのを嫌ったトップの選手が減速!
激しい譲り合いの末、怒涛のチェッカーフラッグ!
今回はチェッカーラインの少し手前でサインボードを出してたんですが、私の前を通った時は尾野弘樹は4~5番手でした。
正直言って、「最後に大失敗してしまいよった!」と思いました。
でもコントロールライン直前でちょいと伸びたようでなんとかトップみたい・・・、で黒木選手は?
集団で横並びになっていたのは分ったんですが、順位なんて分りません。
しばらくの沈黙・・・・・、電光掲示板を注視する黒木選手のメカさんと私。
しばらくして表示されたのがこれ!(1番が尾野選手、8番が黒木選手)
日本人の1.2.フィニッシュ!
気が付いたら黒木選手のメカさんと抱き合って喜んでました!
最後の最後にやってくれました!
クールダウンラップの間「レース中のほかの選手のラップタイムも速かったし、目標全て達成できたんちゃうん?」と思うと非常に嬉しくなりました。
当の本人達は尾野選手は勝ったみたいというのはわかっていたようですが、黒木選手はまったく順位さえわからなかったようで、1周して来て電光掲示板をみてやっと渾身のガッツポーズでした。
アジア選手権のサイトでビデオが見れますの見てください。
というわけでついに日の丸二つ!
その後はディナー食べて、記念撮影して。
いつものようにおかたずけ。
そうこうしていると誰かが自分のシャツにライダーのサインを書いてもらいだし、ヘルメットにサインを集める選手もいます。
1年を共に戦ってきたA.D.C.ライダーですが、今日でお別れのライダーも多いため、みんな記念写真を撮ったり、寄せ書きをしたり。
あちらこちらで「またどこかのサーキットで!」とか「来年も会おう」とかそれぞれに別れを惜しんでました。
翌24日日曜日
朝8時30分サーキット行きのバスがホテルを出発。
昨日の夜が遅かったのに、朝出発です。
Moto3テストです。
A.D.C.ランキング上位8人が参加することができるテストです。
NSF250Rが4台用意され、貸切のサーキットを1人1時間30分の走行でタイムアタックをします。
この日は私はな~んにもすることが無かったので、コースサイドで走行見学。
さすがに上位の選手だけあってそれぞれに才能豊かな走りを見せてくれました。
で、走行終わって記念撮影。
上位8人のライダーと亀谷さん、中野さん、マレーシアのA.D.C.メカニックと小沢さんそれとイヴォンさん。あれ?インドネシアのマネージャーがどさくさにまぎれて入ってる!
夕方にサーキットからホテルへ、バスの中では
やはり尾野弘樹は人気です、特にタイからやってきた紅一点のMuklada選手にはとても気に入られたみたいですよ。
けっこうバスで隣の席を空けてまってましたからね。
ホテルに戻って、飛行機の時間は深夜なので、ちょっとお土産を買いに街へ。
ケバブ屋さんでケバブ食べて(これが安くて美味くておなかいっぱい)
買えないけど金細工屋さんばっかりが並ぶ一角を散歩したり
少しの時間でしたけどドーハの夜を楽しませてもらいました。
帰りの空港ではアジア選手権に出場したライダー、メカニック、スタッフが結構たくさんいます。
皆けっこう良く似た時間の飛行機みたいです。
ここでもいっぱい盾やトロフィーを持って帰らなきゃいけない尾野弘樹は重量オーバーです。
同じ飛行機に乗る知り合いの荷物に無理やり入れてもらってなんとかクリア。
なんとか無事に帰りつきました。
と、これで2013Asia Dream Cupドタバタ参戦記(?)は終了です。
6戦12レース中優勝9回、2位2回、4位1回、総合獲得ポイント278ポイント。
おそらく簡単にはやぶられることがない獲得ポイントだと思います。
今シーズンはA.D.C.の全走行で無転倒で終わってくれたので、助かっちゃいましたが、これも去年の経験があってのことで成長を感じるところです。
4月のマレーシアセパンから始まった今年のA.D.C.、圧倒的な強さは見せることができたかな?ッて思ってます。
今年初めて海外のレースを経験させていただいたのですが、非常に面白いしやりがいのある仕事だったと感じています。
と同時に日本とアジアの差、更にアジアと世界の差、も感じることができました。
こんな機会をくださった多くの関係者の方々、また事あるごとに気に留めてくださった皆様、ありがとう御座いました。
個人名、や企業名はあえて上げませんが、本当にありがとうございました。
また懲りずにこんな機会あったらお願いします。
LET'S ENJOY RACING!
BATTLE FACTORY恒例の餅つきは29日です!
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