2013年5月29日水曜日

A.D.C. R2 インドネシア その4

例年より10日以上早い梅雨入り宣言にとまどいを隠せない今日この頃、いかがおすごしでしょうか?


気温が低めなのであんまり梅雨って感じがしませんが梅雨になったって言うんだから梅雨なんでしょう。
早く梅雨入りしたから梅雨明けも早くなってくれるんだろうか?そうじゃなきゃ梅雨が長いのはちょっといやだなぁ~。



A.D.C.の続きです


「A.D.C. R2 インドネシア、セントゥールは容赦なし!」



サーキットに近いホテルになったので、朝の集合も心なしかゆったりした気分の日曜日。

集合時刻にちょっと遅刻のインドネシアチーム、余裕ぶちかましてます。


今回はホテルとサーキットの送迎にアテンドが付かず彼等がガイド役みたいなもんなんで、彼らが乗るまでバスは発車しません。

車窓の景色をゆっくり楽しむ間もなくサーキットに到着、近!


朝のウォームアップ走行もギリギリトップタイムでここまで全てのセッショントップを維持。

どうみても7~8台の集団でのレースになることは免れなさそう。

実力的には逃げれそうなんだけれども、コースレイアウトと路面状態のせいでこんせんになっちゃうんだろうなぁ~、って感じです。


で、レース時刻が迫ってくるわけですが、弘樹君ミョーにナーバスになっているように見えます。
まあ、去年のレースで大クラッシュしているサーキットなんで仕方ないんでしょうけれど・・・。

一応、レースに対してちょこっとだけ自分の考えを言ってRACE1開始です。

レースが始まるともうビックリ!
7~8台どころか数えてみたら14台のトップ集団!

18台中の14台がトップ争いをしています、遅れた4台も序盤に接触か何かがあって遅れたみたいで下手すりゃ18台でトップ争い、なんてことになったかも・・・。

そういえば「今年のA.D.C.はライダーのレベルが高くなった」って誰かが言ってたけど・・。

とにかく14台は多すぎるので、もう少しバラけてくれないかと期待してみてもなかなかバラけないし。
残り周回数はどんどん減って行くしでハラハラしっぱなしですわ!

もしこのままで最終ラップにミスをしたりで集団の最後になったらポイントは2ポイントしがゲットできないことになってしまうので、もう本当に祈るような気持ちでサインボードを出していました。

「どうか冷静に~、無理することなくぶっちぎってこい!」
と思った最終ラップ、さすがにラストスパートで8~9台くらいに優勝争いは絞られたものの9台が一繋がりで立ち上がってくる最終コーナーは鳥肌もんでした。


セパンでもそうだったんですが、コントロールラインとピットがとても離れているのでチェッカーの瞬間はこちらからはまったくわからないのでアナウンスが頼りです。

アナウンスが良く聞き取れないけど、モニターを見ていたマレーシアのスタッフが大喜びをしているのでどうやらマレーシアの選手が勝ったみたいです。

モニターを見ていた日本人スタッフが指を2本だしているので2位だとわかりました。
ん~、まあ良かったよかった。

優勝したパウィ選手と9位の黒木選手のタイム差が0.41秒と言う接戦でした。

帰ってきた弘樹選手、悔しそうですが少しほっとしているようにも見えてちょっと安心。
あんまりここで熱くなっても困るんでね。


表彰台下で日本人のフォトグラファーとちょっとお話。
「あの展開で2位ならオッケーでしょう」と俺
「あの展開で勝つとカッコいいんだけどなぁ~、レース2期待してるから」とフォトグラファー



で、RACE2にむけてちょっとミーティング。
「もうちょっと集団を小さくできない?」
「序盤でもっと集団を引っ張って、バラけさせれない?」
などといってみたものの、できるんならやってるよなぁ~。


弘樹選手はランチのお弁当も食べずに作戦を考えているんでしょうか?
私はガッツリ食べましたよ、インドネシアは意外と食べ物おいしかったです。


そんなこんなでRACE2



スタートからRACE1と同じような展開。
逃げようとしても長いストレートでスリップストリームを使われるので集団のまま。

やっぱり最終ラップ最終コーナー8台ひとかたまり。
遠いからアナウンス頼り。

弘樹選手の隣の選手がガッツポーズしてるけど、アナウンスは「ヒロ~キオノ~!」を連発しているので勝ったみたいですがな!

ヨッシャー!あの展開で勝てるなら本物でっせ~!





本人は勝ったかどうだかわかんないので喜んでいいのかわからずゆっくり1周してきて、車輌保管場の1位の場所が空いてたのを見てはじめてガッツポーズを見せていました。

あ~、よかった~。

レース2は8位の選手までが0.682秒差でした。

ある意味2レースともブッちぎったセパンよりも嬉しいし、インパクトも強かったと思います。

それにしても他の国の選手の成長と貪欲さには驚かされます、日本で走っている選手に最も見習って欲しいものがアジア選手権にはありますね。


で、レースの後は片付けです、もちろん優勝したからって片付けはしなければなりません。


他のメンバー達と楽しく撤収作業中。


片付け終わって、レース後ミーティング。
次戦インドに向けての準備だとか、注意事項を言ってくれているんですが・・・。
突然のスコール&雷。

バスの運転手さんも運転を嫌がるほどのスコールです。

昨日までも毎晩スコールはあったんですが、こんなにはひどく降りませんでしたよ~
今までの人生の中でこんなに土砂降りなのを見たことがありません。

ホテルに着いたものの、ホテルの前の道が川のようになっています、仕方が無いので全員靴を脱いで道を渡ってホテルのロビーへ・・・。
ホテルの床がツルツルの石の床でよかった~。


今日もまたホテルのレストランで晩飯、まあ土砂降りなんでどこかに食べに行くなんてのもむりですけどね。

と無事に第2戦も終了し2位に38ポイント差のランキングトップです。


LET’S ENJOY RACING!!

まだまだ続くかも・・・。

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