病院で診察券を出した時「保険証もお願いします」と言う言葉に「ああ、月が変わっちゃたんだなぁ~」と思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
気が付けば今年も3分の1が過ぎてしまいました、1日1日大切にしていかなければと思うのです。
では、A.D.C.続きをば・・・。
4月21日朝
今日はフリー走行が8時30分からあるためバスの出発が7時、朝食を食べるために6時30分にホテルのレストランへ。
しかし、周りは真っ暗・・・、まだ夜やん!
サーキットについてすぐに走行準備、意外と時間に余裕がない。
ウォームアップ走行は15分間、ここでは昨日の予選でちょっと気になる挙動があったのでそれの対策と確認、出来るだけタイヤ温存。
と思っていたのに~!
尾野弘樹君、ガンガン走って、目一杯他車のスリップ使ってタイムアタックしてはります・・・・。
こらこら~!そんなにスリップ使ったらずるいぞ~っていうくらいにスリップ利用してます。
自己ベスト更新、レコードタイム更新。
ま、いいか?
足回りも良くなったみたいだしネ?
で、レース1、14周
「序盤2~3周までが勝負だと思います」の言葉どおり、集団を引っ張って1周目。
2周目3周目でトップ集団は3台にまで絞られたので、ちょっと安心。
大集団でのレースになると何が起こるか予想が付かないんで、レース展開とか、作戦とか関係なくなっちゃうんで困るんですよ。
レース中盤まで2位の選手がスリップの効く距離で付いてきていたのでちょっとドキドキでしたが、徐々に離れていってくれたので、後半は安心でした。
2位3位は共にタイの選手、レース前から要注意と思っていたライダーでした。
彼らはまだまだ速くなってきそうで、さらに要注意です。
レース後「タイヤは後半フロントが滑り始めた」という言葉どおりちょっと表面が荒れてきてます。
「午後のレースは路面温度が上がるから厳しくなるねぇ~」
昼ごはんを食べたら、ゆっくりする暇も無くレース2の準備です。
いよいよレース2の時刻が迫ってきた、と言う時に空が暗くなってきました。
をいをい!ここで雨とかはやめてよね~
地元マレーシアのADCスタッフに
「こんな雲が着たら雨降るの?」
と聞くと
「大丈夫、降るけどCBRカップが終わってからや!」
と自信満々で応えるので、希望的感情もふくめて
「ほんまやろな、信じるで」
って言っといたった。
しかし、残念ながらパラパラと。
全車ドライタイヤでグリッドへ・・・
スタート進行の間にもパラパラ。
ふと前を見ると、さっき自信満々に「終わってからや!」といっていた彼が「HONDA RACING」の旗をもって立ってるけど、空にむかって「フーフー」雲を追い払う仕草しとる、目が合ったら申し訳なさそうに旗の影に隠れよった。
そこでもう一回「俺は信じてるで!」って言ったら、胸はってはりました。おもろい奴ですわ。
雨脚は強くはならずにスタート!
しかしコースの一部はほぼウエットだったらしく序盤から転倒者続出。
レース1で2位3位だった選手も転倒したようで遅れています、大声で知らせたい気分です。
序盤こそ様子を見ていた尾野弘樹君、そこはやっぱり雨のヘレスGPでポイントをゲットしたことがあるだけあって後続をグングン引き離してブッチギリ。
まあ、ほっとしながら表彰台下へ・・・・。
これがまたピットロードの端から端なので遠い遠い!
ゆっくり走っても1分30秒ほどでライダーは帰ってくるのでとても間に合いません。
レース2で2位3位になったのはマレーシアの選手、マレーシアのクルーは大喜びでダッシュ!
この暑さの中、そんな元気はこっちにはないのでボチボチと。
予選、レース1、レース2、全てトップでした。
これを、ピンピンピン!というそうです。
アジア選手権に初めて参加させてもらいましたが、まずは第一目標はクリアしたかな?って感じです。
これからまだまだやらなくっちゃいけないことが一杯ありますがとりあえずオッケーでしょう。
で、このあとピット片付け、レース後ミーティングがありホテルへ、なのですが・・・。
この日の夜のフライトで帰らなくっちゃならないので、大急ぎでシャワー&食事。
食事が終わってロビーに出たら空港行きのバスは今にも出発しそうな勢いだったので焦りました。
とまあ大きなトラブルも無く帰国しました。
帰りの飛行機のC.Aさんの「コードシェア便です」の発音が「幸田シャーミンです」に聞こえて笑えてしまったけど・・・・・。
若い人にはわかんないよ(笑)
LET’S ENJOY RACING!
番外編はあるのか?
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