2013年9月11日水曜日

12年!

「実際にこんなことが起こってしまうんだ」と思わせられた事件からちょうど12年の今日、いかがお過ごしでしょうか?


テレビの画面から流れてくる映像に言い知れない恐怖を覚えると同時に、「OH MY GOD!」って普通に使われてるんだ、と思ってました。

最近日本のニュースで竜巻の視聴者提供の動画に映っている「ヤバイよ、ヤバイよ」みたいなもんでしょうか?
個人的には「ヤバイよ!」はあまりにも軽薄な感じで「OH MY GOD!」と比べてしまうのは申し訳ない気がします。




さて、A.D.C.な訳ですが、今回はちょっとその前にお詫びをしておかなければなりません。


先日、大分県のオートポリスサーキットで行われた「Asian Motorcycle Festa 2013」の9月6日のAsia Dream Cupクラスのフリープラクティス2の走行におきまして、数名のライダーがチェッカーフラッグ無視(ダブルチェッカー)を犯してしまいました。

折りしも、その日の朝、ブリーフィングで「スタートラインとチェッカーラインの違い」という注意点の説明において「チェッカーフラッグの降られる位置」と「見落としに注意」と言うことが話されていたにもかかわらずこのようなことが起こってしまいました。

その数名の中に、私が担当している尾野弘樹が入っていたことをまずお詫びしなければいけません。

当然直ぐにサーキット、ならびにオーガナイザーから全員に厳重注意が行われ、その上罰金を言い渡されましたが、尾野弘樹の経験、成績、年齢、全てを考えると、そこにいた誰よりもこういう事態を抑止しなければいけない立場だったと思います。

また指導を徹底できていなかった私にも責任があると思います。

幸いにも、このダブルチェッカーに因る怪我人などが出なかったことが救いです。
一歩間違えれば大惨事にもなりかねない事態を引き起こしてしまった責任は重大だと考えています。

主催者側からの厳重注意が終わったあと、当然私からも注意をしました。

いろんなペナルティーを受けることを考えました。
翌日行われる予選の前半時間の走行禁止からチャンピオンシップポイントの剥奪までも含めたペナルティーを受ける覚悟ではいました。翌日こちらからペナルティー提案をしたところ「その必要はありません」と言う返事をいただきました。
おそらくは、対象選手が複数だったり、その他の事情があったのだと思われますが罰金のみのペナルティーとなりました。


だからといって今回のことが軽視されているわけではないことも報告しておかなければなりません。
コース管理室での厳重注意は1時間近くにも及ぶものでしたし、その中での口調は非常に厳しかったと聞きます。
その中で複数のライダーは涙を浮かべるほどだったとも聞きます、そういった経緯での「罰金のみ」というペナルティーだったようです。

ただ、それだからといって許されたわけでは無いと私は考えていますので、担当メカニックとして指導と配慮が足りなかったのだと反省しております。


インターネットのブログと言うところからでは御座いますが、お詫びをさせていただきます。



このたびは、主催者の皆さん、レース関係者の皆さん、コースオフィシャルの皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びします、申し訳ありませんでした。

またコースオフィシャルの皆さんには危険を及ぼす事態を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます。

今後このようなこと無い様に指導し、私自身も精進して行こうと思っております。


   尾野弘樹A.D.C.担当メカニック  久野真治







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